今回は、宇治で茶団子といえば大茶萬と言われるほど有名で、茶団子の元祖である大茶萬の代表であります須知氏に詳しくお話をお伺いしました。
やりたいことが多くなりすぎて「何をすべきか」がわからなくなっていた
元々弊店にはホームページがなく、集客に繋がらないのが問題点でした。そういった中で、コロナの影響もあって、遠方で来ていただけないお客様へどう販売するかや情報を発信したいけれどそういったツールがないことが浮き彫りとなり、ホームページを作成しようと思いました。
ただ、ホームページといってもどこに頼めば良いのかわからず、商工会議所や知人に相談したところ、リシンプルさんのサービスを知りました。特に魅力を感じたのは、ただホームページを作成するだけではなく、本当に私たちに必要なものは何かをわかりやすく説明いただき、進めてもらえる点です。
色んな情報を知りたいと思えば今の時代調べることはできますので、やりたいことが多くなりすぎて「何をすべきか」がわからなくなっていたのですが、段階的にゴールを決めながら進めていきましょうと言っていただけたことが、非常に頼りになりました。
更新もなかなかできず放置しがちに
そんなホームページですが、ホームページに対するイメージみたいなものはございますか?今や無料のホームページ作成ツールなど簡単に始められますが、そういった候補がありましたか?
実は、独学ながら多少ホームページに対する知識があったので、以前チャレンジしたことはありました。しかし、やはりページの見た目は素人感が出ており、写真ひとつにしても魅せることはできておらず、効果に繋がりませんでした。そして、更新もなかなかできず放置しがちになったりしていました。
「すごく素敵なホームページだね」とお声をいただいています。
確かにテレビCMなどでも、簡単にホームページが作れるサービスなどを広報していますが結局のところ、効果がないと諦める方が多いですね。家を大工さんに頼むのではなく、自分で建てているようなものですね。
Q: では、ホームページが完成し、公開済みですが周りの反響やご自身のご感想はいかがですか?
ホームページを見てくださったほとんどの方から、「すごく素敵なホームページだね」とお声をいただいています。ただ商品を掲載しているだけではなく、弊店が大正8年創業当時から大切にしている無添加・無着色で和菓子本来の味をお届けしたいというストーリー性が、ホームページを見るだけで伝わり、「食べてみたい」「お店に行ってみたい」と思っていただき、宇治まで足を運んでくださるお客様が増えました。
ネット購入やご来店いただいての購入に繋がっており、大変嬉しく思っております。口コミが上位にあるようで、それを見て来ましたって言ってくださる方もいらっしゃいます。
納得のいくホームページを作るためにはどうすれば良いかということが共有できて非常によかったです。
Q: なかなかご自身のサービスや商品を、客観的に見ることは難しいですね。さらにそこにストーリー性を埋め込むというのはかなりの技術が必要になります。多くの制作会社がある中で、弊社を利用いただいた決め手はありますか?
「ホームページを初めて作る」というところで、不安はかなりたくさんありました。
「弊店のどういうところをアピールしたいか」という分析に始まり、私たちが気づかなかった部分で「こういうところに力を入れられてはどうか」というアドバイスのもと、全てお任せするのではなく、一緒に作っていけたということがすごく印象深かったです。
完成までの間、常に私たちの意見を聞いていただき、納得のいくホームページを作るためにはどうすれば良いかということが共有できて非常によかったです。ホームページだけではなく、今まではバラバラで統一性がなかったショップカードや備品のデザインも統一して作っていただけたことで、ブランディングに繋がり、お客様へのイメージがよくなったと思います。
まだ、箱や包装紙は昔の物を使用していますが、今後これらもデザイン一新したいと思っており、その際はぜひリシンプルさんにお願いしたいなと思っています。
お客さんを少しずつでも増やし続けられるホームページの方が価値は高いと実感
まだまだコロナの真っ最中で、前のようにお客様が100%戻って来られたとは言い難い状況ではあります。元々弊店をご利用いただいているお客様は、観光客の方60%・地元の方40%といった割合なのですが、最近はご購入いただく背景が変わってきているように思います。今まではお土産にと買われていたのが、今は自分用に買われる方が増えました。ですので、今後は贈答用よりも自分用というところに注目し、商品開発に繋げていければいいなと思っています。
こう言った今後の展開なども、一緒に共有でき進めていけるのがこのサービスのすごいところです。小さなお店だからこそ、寄り添っていただける制作会社さんと一緒にウェブを進めていくことが重要だと思います。
高いホームページを作り、そのサイトが衰退していくことで「しまった…」と後悔するのであれば、ずっと管理してもらいながらお客さんを少しずつでも増やし続けられるホームページの方が価値は高いと実感しています。