今回は、歯科用貴金属専門のリサイクル事業をされており、全国シェア50%以上の歯科医療機器総合商社のグループ会社でもある株式会社ジェージーエスの代表取締役社長、九野氏に詳しくお話をお伺いしました。
個々のお客様に合わせて取引に繋げるようなアプローチができなかった
元々弊社でもホームページは所有していましたが、基本的には日々の貴金属相場を更新するだけで、これといった情報の掲載はありませんでした。
事業の特性やサービスの紹介などの情報の「受け皿」としての役割を果たしていませんでした。
そして、ホームページをきっかけとした引き合いは殆ど無かったですね。ホームページのコンセプト・目的がお客様にとって不明瞭で、ブランドイメージ・ロイヤリティの向上に繋がるような設計・デザイン性はありませんでした。
以前のホームページは、制作してからかなりの年月が経っていました。元々「どうすれば集客に繋がるか」という部分について、そこまで考えていませんでした。金貨などの写真を使って、貴金属関係の会社だとわかれば良いぐらいで。専門用語やWebデザインについての知識がなく、全容を把握しないまま、全てを制作側にお任せする…。その当時は、それでもいいと思っていました。
また、Web上においてはお客様の興味・関心ごと、流入源や導線など、顧客分析をしていませんでした。ホームページ制作時には、そのような提案もなかったので、個々のお客様に合わせて取引に繋げるようなアプローチができませんでした。
弊社のサービスを深く理解した上で、提案しながら制作を進めて下さった事が決め手
Webが主流となっている昨今、ホームページをこのままにしていてよいのか…という社員からの声がきっかけで、弊社もホームページのことを真剣に考えるようになりました。
そんな中、偶然リシンプルさんのホームページを見た社員から勧められたのがきっかけです。動き出さないことには始まらないということで、先ずはお話を伺おうということになりました。
デザイン性の高さもそうですが、弊社のサービスを深く理解した上で、提案しながら制作を進めて下さった事が決め手となりました。
集客・リピート率・単価の向上が、目に見えて結果として表れるようになりました。
会社によって特徴が異なると思いますが、「コンセプトが不明瞭」「導線が分かりにくい」「デザインだけが良い」ホームページは世の中にたくさんあります。
Q: そういった中で、売上や集客などの「結果」が伴うホームページを作るためには、特徴やサービスの優位点など、第三者の目線で深堀することが重要となってくると思いますが、完成したホームページをご覧になった感想はいかがでしょうか。
打ち合わせの段階から、弊社のサービス・市場・競合を事前リサーチ頂いていました。その上で、差別化や訴求ポイントなどをシンプルな言葉にまとめ上げ、取引に繋げるためのストーリーづくりをうまく主導いただいたと思います。
そのお蔭で、新しいホームページを公開してから集客・リピート率・単価の向上が、目に見えて結果として表れるようになりました。コミュニケーションの受け皿(ベース)として、ホームページが機能するようになったのが、とても嬉しかったです。
お客様の購買行動の中で、過去はメーカーへの信頼性などが重視されていましたが、最近では口コミなどを通じて、合理的に取引するお客様が増えた気がします。
またブランドエクイティにおいて、ブランド認知・連想・ロイヤリティへと移行していく過程の中で、ブランド連想が弱まっているようにも感じます。
そのような状況下で、お客様と適切なタイミングで段階的に関係を構築していくためには、ホームページによる「受け皿戦略」と、SNSなどによる「情報配信」と2種類のコミュニケーション施策が重要と考えました。
コロナ禍という事もあり、インサイドセールスを深め、プル型の営業スタイルに編成していく中で、改善されたホームページがカギとなる役割を担ってくれています。
評判が良くなり、社内全員のモチベーションが向上した気がします
Q: グループ会社からの評判も上々だそうでこちらも嬉しく思います。以前は、お問合せなどもほとんどなかったということですが、新しいホームページの公開で、どのような変化がありましたか?
公開から1ヵ月間で、ホームページを通じた取引による利益額が思っていた以上にアップしました。制作費用以上の利益が出ています。
また、ホームページのデザイン性や構成が改善されたことにより、評判が良くなり、社内全員のモチベーションが向上した気がします。周りから「お洒落でカッコよくなった」とお声をいただけた事が何よりも嬉しいです。ホームページへのアクセス数など、確認するのが楽しみでもあります。
「ホームページ公開後も安心できる」というのも大きいですね
企画・デザイン・設計から、運用までのアドバイスをいただき、安心してホームページを刷新することができました。どこの業界でもそうですが、ホームページの制作には専門知識が必要になります。リシンプルさんは、必要な知識を素人にも理解できるように優しく教えてくださいます。こちらの理解の有無に拘らず制作を進める…そのような制作会社にお願いすると、後から様々な不具合が出てきます。
ホームページの制作にはお金がかかりますので、どうしても安価なものに惹かれます。ですが、口任せの営業に飛びつき、納品後に次々と費用が加算される事になり、トータルの金額が高額になった…なんて話はよく聞きます。追加料金に対して、「事前に教えてくれれば」と訴えても、「設計時に伺っていませんので」と、素っ気なく返されることもあるそうです。
ホームページは完成すれば終わりではなく、運用やアフターフォローが重要になります。運用をしなければ、ホームページの価値は徐々に下がり、最終的には保守料や管理費用などの支払いだけが残ります。
これまでホームページをきっかけとした取引の実績はほとんどありませんでしたが、ホームページ刷新後、すぐに成果が出たのは驚きです。
「ホームページ公開後も安心できる」というのも大きいですね。