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サーバー・ドメインって何のこと?初心者講座

By 2021年12月22日初心者講座

パソコンやスマホでホームページを見たり、アプリを使用していると、「〇月〇日 〇時~〇時まで、サーバーメンテナンスを行います」といったお知らせを見たことはありませんか?

また、メルマガを登録したのに届かない時など「設定でドメイン指定受信を許可してください」という一文を読んだことはありませんか?

この「サーバー」「ドメイン」という言葉は、聞きなれた言葉ではあるものの、実際の仕組みや役割などはイマイチわかっていない…という人が多いのはでないでしょうか。
今回は、ホームページを作成するときに不可欠な「サーバー」と、設定に必要な「ドメイン」について初心者の方にもわかるようにお伝えしたいと思います。

サーバー・ドメインというのは一体何のことなのか

現代の生活に必要不可欠なITサービスにおいて、サーバーはとても重要です。
パソコンやスマホで常に利用しているGoogleやYahooなどといった検索ページもサーバーを元に機能しています。

「サーバー」とは、サービスを利用者のリクエストに応じて提供するソフトウェア、あるいはその機能が稼働しているコンピュータのことを言います。
詳しく知らない人からすると、この時点で「難しくてもういいや…」と思ってしまいますよね。

身近なもので例えると、

サーバー ・・・土地
ドメイン ・・・住所
ホームページ ・・・家

これなら、何となくイメージできますね。

サーバーにも種類があるのはご存知ですか?

サーバーと一言で言っても、実は色々な種類があります。

  • Webサーバー
  • データベースサーバー
  • メールサーバー
  • FTPサーバー
  • DNSサーバー
  • SSHサーバー
  • アプリケーションサーバー

などです。

これらのサーバーについて詳しく説明し出すと、かなり専門的になってきます。
正直、Web関連のお仕事をされてる方以外は知らなくても何の問題もありません。ちなみに、私たちが普段よく使っているサーバーは、Webサーバー・メールサーバー・データベースサーバー・アプリケーションサーバーといったところでしょうか。しかし、サーバーについての詳しい仕組みを知らなくても問題なくスマホもパソコンも使えていますね。

今回、「サーバーって何…?」と気になって、このページを見てくださっていると思うので、この中から、ホームページを運営するにあたって特に重要となるWebサーバーについて、少し詳しくみてみましょう。

Webサーバーはホームページにとって命!

Webサーバーはホームページにとって命!

ホームページを運営するにあたり、必須となるWebサーバー。
Webサーバーには、ホームページを構成する主要なファイルのHTMLやホームページのデザイン・装飾に関わるCSSや写真などの画像ファイルが保管されています。

先ほどサーバーは土地、ホームページは家とお話しましたが、要は、土地の上に家を建てる際に必要なものである木材やコンクリート、さらに家の中に家具など配置するのと同じように、
ホームページ(家)を作る時に必要なものが、

HTMLファイル(木材)
CSSファイル(コンクリート)
画像ファイル(家具)

というもので、それらを保存してくれているのがWebサーバー(土地)ということです。

Webサーバー(土地)がないと、そもそもホームページ(家)を作成できないので、とても重要なものだということはわかっていただけたと思います。

信頼の証!ドメインで安心を得よう

信頼の証!ドメインで安心を得よう

ドメインとはインターネット上の住所のことで、Webサイトがどこにあるかを判別する情報として利用します。
電子メールを送ったり、Webサイトを閲覧する際に相手を特定するために必要です。WebサイトのURLやメールアドレスの中で使われています。

サボレルの場合、
https://saboreru.com
の「saboreru.com」の部分がドメインということになります。

ドメインには種類があり、例えばキャリア携帯のメールアドレスに使われている「.ne.jp」や、政府や行政機関で使用される「.go.jp」などの「jpドメイン」は、日本に存在することを証明するドメインです。日本国内に登記されている会社組織でないと取得できないなどの制限があるため、信用度は高くなります。

汎用ドメインとして安価で手に入れられる「.xyz」や「.site」などは、使い捨てされやすいため、信用度が低くなるのでビジネスでは使用しないことをおススメします。

ホームページのURLには意味がある

チラシやテレビなど、色んなところでホームページがあることを告知していますよね。その際、「URL」や「http://www.~」といった文字や言葉を見たり聞いたりしたことはありませんか?
普段、何気なく見ているホームページですが、これらも実は大きくいうとドメインなんです。
URLは、Uniform Resource Locator(ユニフォーム リソース ロケータ)の略で、日本語で言うと「統一資源位置指定子」といいます。
一気に難しい感じになりましたが、要はホームページアドレスということですね。
元々、コンピュータはインターネット上の住所を数字だけで表す「IPアドレス」というもので認識しています。そのIPアドレスを、ヒトが読みやすいように置き換えたものがドメインなのです。数字だけだと分かりにくいので、意味を読み取れるようにURLに置き換えて利用しているということです。

http://www.abc.co.jp/info/blog というURLを例にして、詳しくみてみましょう。

① http://www.abc.co.jp/info/blog の 「http」

「http」は、プロトコル(インターネット上で通信する時のルールを意味する通信プロトコルのこと)と呼ばれ、対象となる事項を実行するためのルールを表します。
「インターネット上で通信する際には、このルールに従って利用しましょう」という取り決めのことです。
つまり、「WebサーバーとWebブラウザ(インターネットを見るのに必要なソフト)間でデータを送受信する」というルールに従っていますということになります。
「http://」はスキームと呼ばれ「このURLはhttpの上記のルールを使って通信をします」ということを表しています。
※「https://」は、データを暗号化する機能がついているURLです。「s」がついているか、ついていないかで判別できます。データを暗号化することで、個人情報などを改ざんしたり盗んだりされるのを防止します。
「s」がついていないページでは、見るだけなら問題ありませんが、個人情報などは入力しないようにしましょう。

② http://www.abc.co.jp/info/blog の「www」

「www」はホスト名と呼ばれ、ネットワークに接続されたホスト(機器やサーバー)の名前を指します。
World Wide Webの略で、世界中に糸を張り巡らすクモの巣を意味しています。
通信する際に、特定のホストを識別するために使用します。wwwは省略することも可能です。

③ http://www.abc.co.jp/info/blog の「abc.co.jp」

先ほどの説明で、abc.co.jpの部分が一般的にドメインと呼ばれる部分であることをお伝えしましたが、
実は更に細かく分かれています。
「abc」の部分をサードレベルドメイン、「co」の部分をセカンドレベルドメイン、
「jp」の部分をトップレベルドメインといいます。

トップレベルドメインは、特定の領域や分野、国ごとにコードを割り当てられており、「jp」は日本を意味します。
セカンドレベルドメインは、トップレベルドメインの種類によって変わります。
例えば、トップレベルドメインが「jp」だった場合、組織を表す「co」や大学などの高等教育機関や学校法人などを表す「ac」といった組織の種類のドメインが入ります。
トップレベルドメインが「com」や「biz」などの場合、サードレベルドメインがセカンドレベルドメインの位置に入るので、サードレベルドメインがないということになります。
(例にすると、http://www.abc.com/info/blog ということです)
サードレベルドメインは、登録者が自由に設定することができます。

④ http://www.abc.co.jp/info/blog の「info」

「info」の部分は、ディレクトリと呼ばれ、サーバー内のフォルダ名と位置を表しています。
簡単に言うと、データを入れる箱です。ホームページは、色々なコンテンツによって成り立っているため、そのコンテンツを分類して、このURLはホームページ内のどこにあるのかを示しています。
URLではディレクトリと呼びますが、パソコンでは「フォルダ」と呼んでいます。

⑤  http://www.abc.co.jp/info/blog の「blog」

「blog」の部分はファイル名です。
このURLは、「abc.co.jp」というドメインのホームページ内の「info」というコンテンツ内にある「blog」に分類されたファイルであるということになります。
このファイル名には、「.html」や「.pdf」などの拡張子がつく場合もあります。

ホームページのURLには、ひとつひとつ意味があるのですね。

サーバーってどんな風に動いているの?

Webサーバーの重要性とドメインについてわかったところで、実際どのように動いているのか、目に見えないからこそ、働きっぷりが少し気になりませんか?

例えば、このサボレルのホームページをパソコンで見るとします。

① GoogleChromeやMicrosoftEdge、Firefoxといったインターネットを見るために必要なブラウザ(ソフト)を起動し、GoogleやYahooなどの検索サイトで、見たいホームページのURL(https://www.saboreru.com)を入力し、検索します。

② この時、ユーザー(自分)はWeb上のIPアドレスを管理しているサーバーに、「https://www.saboreru.comというサイトを表示させたいので、調べて表示させてください」とお願いしているところです。

③ Webサイトのページを保管しているサーバーは、サボレルのサイトの住所を特定し、表示するためにサイト画像やHTMLファイルなどのデータをユーザー(自分)に提供してくれます。

④ そうすることで、サボレルのWebサイトが正しく表示される…という流れです。

文章で書くと長く感じますが、ここまでの流れはおよそ2秒以内が多いです。
SEO対策がきちんとされていないページだと、表示速度が遅い場合はありますが…。
普段、何気なく見ているWebサイトは、このようにWebサーバーの俊敏な働きによって快適に閲覧できているんですね。

いかがだったでしょうか。

IT用語は専門家でないとよくわからないことが多く、「サーバー」や「ドメイン」などの言葉を聞くと、ちょっと構えてしまいがちですが、実はこういうことだったのです。

身近なモノに例えることで、何となくでもわかっていただけたら幸いです。
サーバーやドメインの役割がわかったら、日々のネットサーフィンもちょっと面白く感じませんか?
もしかしたら、URLを見ただけで「あ!」と気づくことができ、セキュリティ対策にも役立つかもしれませんね。

時間を有効活用!ホームページは「サボレル」で

ホームページを作るには様々な知識が必要です。
イチから全て自分でやろうとすると、どんなサーバーを選んで契約すれば良いか、どのドメインを使えば良いか、設定はどうすれば良いのかなど、次から次へと壁にぶつかり、わからないながらに調べても、奥が深すぎて更にわからない…と負のスパイラルに陥ります。
企業に制作をお願いしたとしても、打ち合わせの際に専門用語がたくさん出てきてよくわからない…と思いながらも言い出せず、そのまま進んでしまい、結果妥協してページが出来上がった…なんてことはよくあることです。

しかし、「サーバーとはこういうものだ」「ドメインってこういう意味がある」、必要最低限の簡単な単語を知ってもらえているだけで、相手との会話や制作過程での話がスムーズに進むはずです。

「詳しい内容も知ってたほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
もちろん、より詳しい仕組みを知っていて損はありませんが、Webのプロを目指しているわけでもない限り、正直必要はないのではないでしょうか。
むしろ、その仕組みの勉強に時間を取られ、本業に専念できなくなるかもしれません。

そして、その先の運用や設定・監視など専門的なことにも、あなたの時間を費やす必要はありません。
そのための、私たちなのです。
難しいことは私たちに任せてもらい、本業に専念してください。
ホームページを活用し、売上を上げられるよう「結果」に繋がるお手伝いをいたします。

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サボレルの運営スタッフです。ホームページ構築に必要な知識などを配信しております。